OptraSCAN®は、同社のデジタル病理スキャナーOS-SiAが米国特許庁から米国特許-No 2020/0334814 A1を取得したことを発表しました。 OS-SiAは、病理サンプルを同時にスキャンし、インデックスを付け、分析するインテリジェンスを内蔵しています。 これにより、エンドユーザーはレビュープロセスにおいて、スライド全体のスキャン画像と分析結果を重ね合わせて確認できるようになります
本特許は、OptraSCAN社が発明したAI搭載デジタル病理スキャナー OS-SiA が、スキャンする検体を自動的に識別し、同時にスキャンしている組織や細胞の領域を分析する技術について記載しています。 OS-SiAは、業界初のAI対応デジタルスキャナーであり、リアルタイムに予測分析を行い、実用的な洞察を提供する予定です。
「現在、病理用デジタル・スライド・スキャナーは、スライドの一部または全体の画像取得と画像へのデジタル化に限定されています。 当社の次世代スキャナーOS-SiAは、スキャンと分析を同時に行うため、追加の処理アプリケーションは必要ありません。」と、OptraSCAN社創業者兼CEOのAbhi Gholap氏は述べています。 さらに、「この特許は、デジタルパソロジーソリューションの普及と病理学コミュニティのサポートに向けた当社の長年の努力を象徴しています。」と、付け加えました。
OS-SiAは、同社のクラウド対応明視野スキャナーの既存シリーズであるOS-LiteおよびOS-Ultraに組み込むことが可能です。 カスタムアルゴリズムにより、スキャン中のリアルタイムROI検出、IHC/HNEマーカーの細胞定量、コアライブラリを利用した形態学的計測が可能です。 スライド画像は、ローカル/ウェブベース/クラウドベースの画像ビューアで全体像を確認することができます。 ディープラーニングの計算モジュールは、スキャン装置内で自己学習するように提供されています。
「これは、デジタルパソロジーの導入を加速させるために必要なブレークスルーです。スキャンと分析を同時に行うことで、病理医はより迅速な判断を下し、患者の転帰を改善することができるでしょう。」 と、OptraSCAN社のメディカルアドバイザー、British Columbia大学病理学部長であるZu-Hua Gao博士がコメントしました。